本田陽子さん
本田陽子さん世界遺産コンシェルジュ、フリーランスライター
2021年3月 【セルフブランディング】受講
長年勤めていた職場を退職したあと、たまたまこの講座のご案内をいただきました。
職場でつけられていた肩書きをなくした自分が、これからどんなブランディングで進んでいけばいいのか、模索していた時期です。
雑誌で目にするような素敵な女性のライフスタイルをなぞるのも、ちょっと自分らしくないな......とモヤモヤしていたときだったので、ちょうどいいタイミングで参加することができました。
私はお金の使いみちが「モノ」よりも「コト」を重視するタイプなのですが、講座の中で自分の体を動かしながら自分の夢を視覚化していく作業は、とても面白い体験でした。
ちょっとした旅行に匹敵するくらいの、体験型講座といってよいかもしれません。少人数でお互いのプロフィールをしっかり話したり、自己開示し合えたのもとっても楽しかったです(^^)
講座の中で特に印象に残ったのが、「夢マップ」です。
世界中の美しい景色や、ハッピーなシーンを切り取った無数の写真が床の上に敷き詰められていたのですが、まるで宝探しのようでワクワクしました!
受講生たちそれぞれが、お気に入りの写真を見つけ出し、《あぁでもないこぅでもない》と話しながら自分の夢を可視化していくのです。《私ってこんなシーンを望んでいるんだな》と気づけました。
これまで割と自己実現の本を読んできましたが、多くの本では、夢を自分の考えや過去からの延長線上にあるものとして捉えているように思います。"夢"って言う言葉を大げさに語っているというか。でも、ゆすみさんのセミナーは『夢ありきで逆算して』の発想が新しくて、その説明が私の中でしっくりきました。
《自分が描く物があって当たり前だよね?》《元の状態に戻りましょ?》というゆすみさんの言葉は、特に印象的でした。
いらない物をそぎ落とす→本来心の中にあるはずの夢を拾い上げる→自分を取り戻す。
とても時間がかかる作業だと思うのですが、一日のセミナーの中でその過程をダイジェストで体験できるって、すごいなと思います。本当に実力がある方が導かないと、腑に落ちてこないでしょうから。
いま振り返ってみると、講座は人生の方向転換のきっかけになった気がします。
無意識のうちに「こうあるべき」という考え方にとらわれていたようで、潜在的に自分が望んでいた根っこの部分にフタをして生きていたのかもしれません。
正直なところ、受講直後に《よし! 私こっちに向かおう!》とパーンとひらめいたというわけではなく(笑)、しばらくたってから《あれ、私は不必要な選択をしようとしてない?》ってふと気づいた感じなんです。
その後、自分が心から望んでないと思うことを、すっと手放すことができました。
人からどう見られるか気にしていたんだろうな。そういうのもうイヤだな。
やりたくない事はやらない。
自然にそう思えました。
今はフリーランスライターとして、自分がやりたい仕事に絞って取り組んでいます。また、自分の好奇心に従って、のびのびと生活するライフスタイルに変わりました。
そうそう、ゆすみさんに出会った頃になんとなく思い立って登山を始めたのですが、すっかりハマっています(下の写真)。これももしかして何か影響を受けているのかな(笑)。
ゆすみさんは大事なタイミングで必ず連絡をくれる"持ってる"人。予知能力とでもいうのでしょうか(^_^;)
何か目に見えない物を発揮する人だなぁと思います。
これからも、このご縁が続いていくと嬉しいです(^^)。
肩書
世界遺産コンシェルジュ、フリーランスライター
プロフィール
1971年、熊本県生まれ。大学卒業後、中国での生活や世界遺産の啓発活動を行う団体の勤務を経て、フリーのライターに。
世界50ヶ国を旅した経験を活かし、世界遺産や各地の歴史・文化に関する執筆や講演を行っている。「世界遺産の物語」(昭文社)など監修。